緑茶の美味しい淹れ方 / TEA Column / TEA LIBRARY

株式会社AMトレーディング

 

梅の花が咲き始め、3月に入って少しずつ春らしくなって参りました。
日本の緑茶もハウス栽培の緑茶新茶が3月中旬以降に出始めます。今年の八十八夜は5月2日月曜日です。
5月になると全国各地で沢山の新茶が販売されます。緑茶も春に向けてすくすくと育っています。
そこで、今月は、深蒸し煎茶と玉露の美味しい淹れ方についてお話したいと思います。

 

どんなお茶も、淹れ方次第で、どなたでも今日から、簡単に、しかも!とても美味しく淹れることができます。
緑茶の淹れ方で最も注意しなければならないことは、淹れるお湯の温度と蒸らし時間です!
緑茶は、お茶のうま味成分を楽しむものです。
どんなに美味しい深蒸し煎茶や玉露でも100度の熱湯でいれたのでは、渋くて飲めたものではありません。

 

深蒸し煎茶は、70度―80度位のお湯で、蒸らす時間も1分程度でさっと淹れます
 


 

玉露は、濃厚な緑茶の旨味を堪能するお茶で、緑茶のエスプレッソとも言われています
玉露は、50度―60度位の温度で5分程度蒸らします

 


 

写真にあるように、玉露を淹れる急須は持ち手がついてない宝瓶(ホウヒン)急須。
宝瓶急須を素手で丁度持てる位の温度が大体50度位の温度です。湯冷まし用の茶器、茶碗も3口程で飲める小さい器を使います。
玉露は喉を潤すためでなく、濃厚な旨味を堪能するものだから、茶碗が小さいとも言われています。

 

最近はご購入いただいたお茶のパッケージの裏等に、淹れ方の詳細が記載しているものが多いので、
それをお試しいただけると更に美味しくお召し上がりいただけます。

 

緑茶もさまざまな飲み方がありますが、春の新茶をきっかけに、ゆっくりとした時間に、
ゆっくり急須で淹れる緑茶は、心も体も癒されます。また、お茶には殺菌作用があると言われています。
健康のためにも、春を機会にいろいろなお茶をお愉しみいただければ幸いです。