紅茶のグレード / お茶の知識 / TEA LIBRARY

紅茶の葉にはいろいろなサイズのものがあります。色も黒っぽいものや茶色のものまでさまざまです。
茶葉は大きさやより方などによって成分が溶け出す速さがちがいますから、こういった異なるサイズや外観が混ざっていると安定した味が出にくくなります。また、商品にしたときに包装容器の中で、大きな茶葉は上に、細かい茶葉は下に集まってしまいます。こういった問題を解消するために、製造の最終段階でふるいにかけて、形やサイズを等級(グレード)に分けてサイズごとに区分しています。
等級(グレード)分けされた紅茶は、葉の大きさや外観によって区分されているのであって、品質の良し悪しで分けているのではありません。

OP

オレンジ・ペコ(Orange Pekoe)
細長く針金状に撚られた大型の葉で、葉肉は薄く産毛のついた芯芽(ティップ)を含んでいる。

P

ペコ(Pekoe)
よく撚られているが、針金状ではなく、やや太めでOPよりも短いサイズ。芯芽はあまり含まれていない。

BP

ブロークン・ペコ(Broken Pekoe)
Pをカットしたもの。扁平な形をしたものが多く、芯芽は含まれていない。/p>

FBOP

フラワリー・ブロークン・オレンジ・ペコ(Flowery Broken Orange Pekoe)

BOP

ブロークン・オレンジ・ペコ(Broken Orange Pekoe)
リーフタイプの中では一番小さくカットされたもの。

BOPF

ブロークン・オレンジ・ペコ・ファンニングス(Broken Orange Pekoe Fannings)
BOPよりも小さく、BOPのふるいの下に出たもの。

F

ファンニングス(Fannings)
扁平で小さいサイズ。主にティーバッグ等で使用されることが多い。

D

ダスト(Dust)
0.4~0.6mm位の目のふるいの下に残った細かい粉葉状のもの。グレードの中では最小サイズ。

CTC

お茶の葉を3段階の製法(押しつぶして(CLUSH)引き裂いて(TEAR)丸めて(CURL))により作られたもの。