クリスマスティーとは、クリスマス時期に飲まれる飲み物で、紅茶にカルダモン・シナモン・クローブ・ジンジャー等のスパイス類とリンゴやオレンジ・レモン等、果物の皮、ローズフラワー等をブレンドさせたものです。

毎年11月中旬頃から、世界の名だたる紅茶店がこぞってオリジナルのクリスマスティーを販売します。毎年同じテイストのものを作り続けているお店もありますし、全く違ったテイストのものを作るお店もあり、各紅茶ブランド店のクリスマスティーは多種多様です。

お気に入りのクリスマスティーを見つけることも、この時期の楽しみとなりました。共通して言えることは、スパイス・果物の皮（特に柑橘系の皮）が必ずブレンドされているということです。

クリスマスティーが始まったと言われるヴィクトリア時代（ヴィクトリア女王がイギリスを統治していた1837-1901を指します。この時代はイギリス史において産業革命による経済の発展が成熟に達した時期であるとされています）の上流階級では、紅茶のみならず、スパイスや陳皮は、入手するのに大変高価なものとされておりました。正にクリスマスティーは、富の象徴であったのです。

また、発汗作用、殺菌作用のあるスパイスや陳皮を紅茶に入れることによって、寒い冬を健康に過ごすと言うことを、何よりも願っていたのだろうと思います。

ご自宅でもクリスマスティーは簡単に作れます。生姜やシナモン等、お好きなスパイスを混ぜてオリジナルのクリスマスティーを作って大切な人達が健康に冬を乗り切ってくれることを願います。